イラストレーターが東京→三重に移住して良かったこと5つ
こんにちは。イラストレーターのタナカケンイチロウです。
今年の4月に東京から三重県の四日市市に家族で移住して、半年ほど経ちました。移住して良かったことをまとめたいと思います。
イラストの仕事が全然できる
やっぱ1番重要なことで、移住前は東京から離れて、イラストの仕事ができるのか多少不安もあったのですが、結果全然大丈夫でした。地方で活躍されているイラストレーターさんはたくさんいらっしゃるし、環境的に問題ないはずでしたが、僕も妻も東京に10年以上いて、二人ともイラストレーターになるという目標があって、地方から上京してきたので、『東京=イラストレーター』みたいな感覚を持っていたので、大丈夫かなぁという不安はありました。
でも考えてみれば、クライアントさんとはメールのみで完結する仕事がほとんどだし、たまにオンライン会議でお会いすることもあるけど、むしろ「三重に移住したんですよー」なんて話のタネにもなっていい感じです。
妻の場合は、東京にいた頃は、三重の実家に帰省した時は完全にお休みモードで、東京に戻ると仕事モードに切り替わるので、実家にいて果たして仕事モードになれるのかという別の不安もあったようなのですが、実家の一室を完全に仕事部屋にして、環境を整えた所、バリバリ仕事できるようになったようです。
ところで先月、妻が地元の小学校に招かれて『どうやってイラストレーターになったのか』という内容の講演を行ないました。今の特に女の子の将来の夢でイラストレーターは人気があるみたいなのです。先ほど話した『東京=イラストレーター』みたいな僕たちが持っていた感覚は、今の子供達には全くないみたいで、イラストレーター目指して東京に行ったという話だけは、ポカンとしていたそうです。最初から地方でもどこに住んでいてもなれる仕事っていう感覚に変わったんだなと思います。
自然がある
移住して、圧倒的に自然が近く感じるようになって、感覚レベルなのですが、東京にいた頃よりもストレスが減った気がします。3歳の娘、よく咳をしていたのですが、こっちにきて治りました。基本自宅で作業しているので、東京にいた頃も家で過ごすことが多かったのですが、三重に来てから、仕事部屋から、緑が見えたり、虫の鳴き声が聞こえたり、散歩すると用水路や川の水が綺麗だったり、田んぼが広がっていたりして、癒されています。
田舎すぎなくてちょうど良い
さっきの自然があるっていうトピックとは真逆ですが、地方都市は、ほぼなんでも揃っていて便利です。東京ほど数多く色んなお店が散らばっているわけではないですが、よく行くお店や施設はほぼありました。
これがあったらいいよねぇーみたいな所をリスト化すると‥
無印良品◯ 近鉄四日市に巨大店舗がある
ユニクロ◯ イオンにある
セリア◯ イオンにある
はま寿司◯ 子供が好き
スギ薬局◯
からよし◯
鳥貴族◯
公園◎ 大きくて人がそんなにいないのでゆったり
ショッピングモール◎
お風呂◎ 三重はお風呂天国
個人フットサル◯
全てありました。特に個人フットサルを四日市でもできるのは嬉しいです。人が少ないので、開催日は東京ほど多くはないですが、週末の夜に月に2回くらいプレーしていて、充分楽しんでいます。
義両親との同居で仕事が忙しい時、子供をみてもらえる
もうほんと助かります。東京にいた頃は、いわゆる核家族で、頼れる人が周りに誰もいませんでした。
平日は保育園に預けることができて、もっと小さかった頃は、子育て支援センターに連れて行ったりして、どちらも素晴らしい施設で先生達とも親しくなったりして、恵まれてはいたのですが、お休みの日は、僕か妻が交代で子供をみて、それぞれ仕事をするという生活でした。お互いフリーランスなので、土日でも仕事したい時はあるし、二人とも忙しい時期になってしまうと詰んでしまいます。
こっちに来てからは、平日は幼稚園に通ってくれていて、延長ホームクラスで5時までみてくれるので、お仕事たくさんできています。そしてなるべく土日は子供と一緒に遊びたいと思っていて、親子で過ごすことも多いですが、頼れる人が側にいてくれる安心感は本当に大きいです。
お義母さんの料理がうまい
もうほんとまんまなんですが、今回移住を決めた要因の一つに、妻がお母さんの料理を継承したいというのもあって、夕ご飯を一緒に作ってくれています。品数が多くて、子供も色んなものを食べれるようになってきて有難いです。カツオが出てきた時は、なんかのお祝いですか?って思いました。
外食もたまにお休みの日に子供と行く時もありますが、家でお義母さんの料理おいしくて、ビールも飲めて最高です。
まとめ
振り返ってみると東京での経験は貴重でしたが、今三重でとっても幸せに暮らしています。いい所すぎて、どこにも行きたがらない人もいるそうです。妻は、何がなんでもイラストレーターになってやろうっていう強い気持ちで、東京に出てきた時は、こういうまったりした雰囲気に反発した時期もあったそうなのですが、僕も地方から出てきた時の気持ちはとってもわかるし、絶対地元には戻らん!って思っていたこともありました。家族を持って多少考えが変わったかもしれません。
夏に、四日市でクリエーター同士の交流会や、地元の企業さんとの交流会に参加して、こちらならではのお仕事のご縁とかあればいいなと思っています。妻は先ほど話に出た小学校の講演だったり、地元の子供会のイベント講師として呼ばれたりして、活動の幅が広がっています。