メトロガイド1月号
今月のメトロガイドはお正月特別号です。初詣特集!神社のアレコレ情報ですよ。えーしかし早いですねー。師走ですよ。早めに年賀状描かなくては!
タナカの連載は「新橋花柳界」東京・新橋の芸者さんインタビューを書かせていただきました。実際に芸者さんの練習風景を見学したのですが、華やかで、でも厳しい世界で、緊張が伝わってきました。
紙面の都合上、全部書きれなかったインタビューをブログに載せてみようと思います。
【東京と京都の芸者の違いについて】
京都の舞妓さんはほとんどみんな義務教育が終わった後、15歳から道に進みます。
新橋は最年少は高校を出たての18歳の子もいるんですが、22歳くらいから入る人が多いです。私も大学を出てから、諦めきれなくて、花柳界の門を叩きました。
【応募の方法について】
私も、新橋芸者をテレビ番組で見て初めて、京都だけじゃなくて、東京にも芸者さんがいるんだと知りました。それですぐに履歴書を送ったのですが、切手を貼り忘れていて戻ってきてしまいました(笑)
【入門について】
入門の試験などはあったりするんですか?
最初に1〜2時間くらいお話して決めます。細やかで厳しい世界だと思いますので、どのくらいやる気があるかな、耐えられるかな、などは、お話した段階で判断するようにしています。入った後は、歌、踊り、三味線のどれかで、審査があります。
【お姉さんの家について】
最初の1〜2年はお姉さんの家で寝食をともにして、日常生活から正してもらいます。例えばお箸の上げ下げなどのマナーですね。まず、お姉さん、お客さんが最優先であるということを学びます。
(えー僕も一緒に住んで、生活を正しくしてもらいたい!)その後は一人暮らしするんですか?
はい。ちょうど私は今月から一人暮らしデビューします。
今度、遊びに行ってもいいですか?
‥‥。
【着物について】
お座敷に出る前にお着物を揃えないといけないのですが、最初は私と一緒に選びに行くんですよ。
お着物の格だったり、新橋や京都、また季節によっても違ってくるので、選び方がとっても難しいんです。
皆さん平均してお着物どのくらい持たれているんですか?
お姉さんと私たちとでは○の数が違うと思います(笑)
箪笥ふた竿くらいでしょうか?着物は縫い直したりして長くもつものなのでいいですよ。
お姉さんから、「これは派手になったからあげるわ」と言ってもらったりすることがあるのでお得です(笑)
【なでしこの踊りについて】
来年の2月、3月に行われる「なでしこの踊り」は若手芸者の登竜門なんですよ。皆さんがイメージされる芸者の正装である黒の衣装で踊ります。お正月の新橋花柳界の雰囲気を是非、味わってもらえたらと思います。
わー是非見たいです。5月の東踊りも見てみたいです。
新橋芸者衆が一年に一回、目指している東踊りは是非、皆さんに来ていただきたいです。タナカさんも良かったらいらしてくださいね。
わー行きまーす♡
新ばし花柳界は江戸末期から始まったそうです。幕末の時代、後に明治政府を樹立する薩長土肥の志士達は、当時栄えていた柳ばしの花街では歓迎されなかった為、新興の新橋での宴席を好んだそうです。すごいですね。
(帰り道で、同行の編集者さんが)
そういえば、お酒強いんですか?って聞けなかったですね(笑)
今月もありがとうございました。