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フリーランス営業について 取材レポマンガの描き方

取材レポマンガの描き方

僕のレポマンガの描き方をご紹介します。

お仕事でよく描かせていただくことがあります。エンタメ情報や街の紹介だったり、企業の活動内容をマンガにします。例えばこんな感じのお仕事です。

https://twitter.com/kentocoroten/status/1438392909632454658?s=20&t=Cc3M5wz28ypQlBpyu-vRgQ

タナカ
タナカ
取材対象者にお話を伺って描いたよ
ほぉーどんな流れで取材するん?
ふにゃこさん
ふにゃこさん

取材の準備から原稿を提出するまで順を追って説明しますね。

レポマンガの目的について考える

文章ではなくレポマンガで情報を伝える目的は、読者の目に留まりやすかったり難しいテーマを分かりやすくするためだったり、もしくはその後に続く文章のとっかかりとしての役割だったりします。

読んで欲しい対象が誰なのか?レポマンガのテーマや伝えたいことの優先順位を考えます。

もし編集者さんや関係者の方と事前に打ち合わせがあれば、詰めておきたいですね。

上記の歌舞伎座レポでは、歌舞伎座をもっと身近に感じて欲しいという目的があり、想定の読者は歌舞伎に興味はあるけどまだ観に行ったことがない方、または歌舞伎って何?という初心者の方。観劇の仕方、チケットの買い方、歌舞伎座あるあるネタを中心に構成していこうと話しあいました。

 

取材先や取材対象者について下調べ

僕はざっくりと下調べします。取材先のホームページを見るだけの時もありますが、事前に資料をいただく場合は目を通しておきます。

取材対象者は情報の信憑性を得るためにその分野に詳しい権威者にお話を聞くこともあるし、自分で一から作る記事の場合は知り合いに頼んだりすることもあります。

レポマンガは、初心者目線で分かりやすく解説するという目的があるので、先入観を持たない程度にそこそこイメージを掴んでおけば大丈夫です。

まだ取材していなくても、テーマや目的を考えてホームページに掲載されている情報や事前資料をピックアップすると、ある程度マンガの構成ができてしまうことすらあります。構成さえ決まってしまえば取材が効率化されるので何となくぼんやりでもいいので、こんな感じのマンガにしようと考えておくとスムーズかもしれません。

 

取材当日

持ち物は、名刺、カメラ、録音機(IphoneのVoice Memos)で僕は服装も場合によってはジャケットを着たりしてしっかりしている人と思ってもらえるようにしてます。コロナ禍でオンライン取材も経験したのですが、上はジャケット、下はパジャマという定番コーディネイトでした(笑)

最初に元気に挨拶をして、取材のテーマや今日聞きたいことを簡潔に説明します。

ここまでに取材対象者とコンタクトは取っていて、すでにこちらが聞きたいことはお伝えしていますが、今一度ビジョンを共有するという感じです。

僕は今までたくさんの方に取材してきましたが、皆さん饒舌です。お話を聞いて疑問点があれば質問するというケースがほとんどでした。こちらからの質問は1〜3個くらいで済んでしまうことが多かったです。

 

取材対象者はテーマに対して情熱がある方なので、たくさん情報をシェアしてくれます。ただ、レポマンガは分かりやすくシンプルに表現したいという目的があるので、大抵の場合、いただいた情報を取捨選択してマンガを作成します。

せっかくシェアしていただいた情報を載せられないのは残念で、申し訳ない気持ちが以前はあったのですが、セリフや解説に入れられなくても、取材対象者のお人柄や雰囲気はマンガやイラストに自然と反映されてくるので、あまり気にしなくていいと思うようになりました。

取材のお時間を取っていただいたことに感謝して、コミュニケーションをポジティブに楽しむように心がけています。

↑インタビューの心得からテクニック、取材のさまざまな疑問に事細かに答えてくれていてとても勉強になる一冊でした。

 

原稿作成と提出

取材当日は、ぐったりしてしまうので原稿の作成は後日行います。

僕なりのコツは、取材対象者の似顔絵を描かせていただくことです(取材の最後に参考写真を撮らせていただきたいとお願いしています)

読者に親しみを持ってもらうという意図もあるのですが、執筆者として、似顔絵を描くことで取材時の様子を思い出すことができるし、0→1にするハードルが一番高い気がするので、似顔絵さえ上手く描ければ、70%は上手くいくと勝手に思っています。

レポマンガで伝えたい要素をきっちりおさえつつ、マンガなのでオチやユーモアを入れたいのですが、あまりふざけすぎるとNGになってしまいます。ここの塩梅が時々難しく感じます。取材対象者や編集者さんの反応すら楽しみつつ心に余裕を持つことが大事かなと思います。

ラフチェック→ペン入れ→彩色という流れになります。

 

最後に

僕はあまり自分から話をするタイプではないので、取材を任せていただくなんて大丈夫かなぁと最初の頃は不安だったのですが、とても興味深い取材対象者のお話を聞くことは好きだし、魅力的な取材テーマをマンガに落とし込むのは素敵な仕事だと感じます。

守秘義務がありここには載せられませんが、ある企業の活動内容のレポマンガなどは長年いただいているお仕事の一つです。気に入っていただければ継続した案件の獲得につながるかもしれません。

まだ落ち着かない日々で、普通に取材ができる日まで待ち遠しいですが、それまでに聞く技術の向上やマンガがもっと上手くなるように努力していきたいと思います。

 

↑僕の歌舞伎座ルポマンガが掲載されています。本屋さんにもありますのでお見かけの際はお手に取っていただけたら嬉しいです。

08030226677

kentocoroten@sepia.plala.or.jp
イラストレーター&マンガ家の
タナカケンイチロウです。